部下の教育にコーチングが効果的な3つの理由ーティーチングとの違いも解説 | MIKELOG

部下の教育にコーチングが効果的な3つの理由ーティーチングとの違いも解説

ビジネス

「部下が言われたことしかやらない!」

「部下に何を言っても響かない!」

こんな風に、部下の教育に悩んでいる人は多いのではないでしょうか?

最近はコーチングを用いたアプローチが、部下の教育に非常に効果的だと関心が高まってきています。

本稿では、コーチングとは何なのか?部下の教育になぜコーチングが効果的なのか?について紹介していきます。

 

1.部下の教育に悩んでいる人が多い

実は、多くの人が部下の教育について悩みを抱えています。

まずは、部下を持つ人が何について悩み、何を身に付けたいと考えているかを紹介します。

 

マネジメントについての悩み

部下を持つ人たちは、どんな悩みを抱えているのでしょうか?

「組織活力とマネジメント意識調査」(2018年日本能率協会)によると、部下を持つビジネスパーソンの悩みは、

第一位「特定の人に仕事が偏ってしまう」(40.5%)

第二位「新しい発想・チャレンジができていない」(22.0%)

第三位「部下が育っておらず、仕事を任せられない」(20.3%)

となっています。

 

第一位の「特定の人に仕事が偏ってしまう」は、育っている部下とそうでない部下が出てしまっているため、発生しています。

つまり、多くの部下を持つ人が、「部下の教育」について悩んでいるという結果が出ていることになります。

 

身に付けたいスキル

また、同調査において、部下を持つビジネスパーソン自身が身に付けたい能力や資質についての質問があり、

第一位「コミュニケーション力」(31.0%)

第二位「統率力」「コーチングスキル」(共に26.0%)

という結果になっています。

 

上記の「マネジメントについての悩み」と合わせて考えると、部下を持つ人の多くが、部下を教育するためにコミュニケーション力やコーチングスキルに興味を持っているということが言えます。

 

2.コーチングとは

コーチングと聞くと、テニスや野球などを指導する、いわゆるスポーツコーチをイメージする人も多いかも知れません。

ここで言うコーチングは意味が異なっています。

コーチングとは、「部下に答えを与える」のではなく、「部下自身が答えを考えるプロセス」をサポートすることを言います。

これは、「答えはすでにその人自身が持っている」というコーチングの原理原則に基づいています。

 

ティーチングとの違い

コーチングと混同されるものに、ティーチングがあります。

ティーチングとは、上司が部下に対して「答えを与える」教育方法になります。

学校の先生をイメージすると、分かりやすいかも知れません。

対してコーチングとは、上司が部下に対して「答えを考えるプロセス」をサポートします。

 

「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」という有名な言葉がありますが、これに例えると、

ティーチング=魚(答え)を与える

コーチング=魚(答え)の釣り方を教える

といったイメージが近いと思います。

 

3.部下の教育にコーチングが効果的な3つの理由

では、部下の教育にコーチングを用いることが効果的なのは、なぜでしょうか?

特に代表的な理由を、3つ紹介します。

 

理由1)部下の主体性を高められる

上記の通り、コーチングは相手の考えや答えを引き出すサポートです。

コーチングにおいて、答えを出すのは部下本人になります。

そのため、上司から一方的に教わるのではなく、自らが答えを導き出そうとする姿勢が身に付くことに繋がります。

また、人は他人から支持されて動く時よりも、自ら考え行動する時の方が、主体性が高くなります。

したがって、部下の教育にコーチングを用いることで、部下の主体性を高めることに繋がります。

 

理由2)部下との信頼関係を築ける

コーチングを用いたコミュニケーションは、上司の質問に対して部下が答え、その答えに対して上司がフィードバックを行うといった形式で進みます。

そのため、上司からの一方通行的なコミュニケーションではなく、必ず双方向のコミュニケーションになります。

コーチングの重要なスキルの1つに、「傾聴」という技術があります。

傾聴とは、端的に言えば「相手の話しをしっかりと聴くことで、相手を理解する」ことです。

傾聴、つまりはコーチングを用いながら部下の話しを聴くことで、部下は

「あ、この人(上司)は自分の話しを聴いてくれる人なんだ。」

「自分のことを理解してくれる上司だ。」

と感じるようになります。

結果として、部下との信頼関係を築けることに繋がります。

 

理由3)モチベーションアップに繋がる

部下のモチベーションの高低は、部下本人が持っている価値観がどれだけ満たされているかに大きく左右されます。

コーチングを用いて部下とのコミュニケーションを図ることで、相手が持っている価値観や、思考の枠組みが掴めるようになります。

そして価値観が掴めると、部下の価値観を満たすような役割分担やコミュニケーションが可能になります。

結果として、部下は仕事において価値観が満たされている状態になり、モチベーションの向上に繋がるのです。

 

まとめ

以上、部下の教育にコーチングが効果的な3つの理由を紹介しました。

ティーチング型のコミュニケーションから、コーチング型のコミュニケーションに変えることで、これまでとは明らかに異なった反応が、部下から返ってくるようになります。

部下の教育に悩んでいる人は、コーチングを用いたコミュニケーションを試してみてはいかがでしょうか。