ビジネスで有利になる!英語の資格10選【取得のメリットも】

・ビジネスで有利になる英語の資格って何?
・英語の資格を取るメリットを知りたい。
・資格の選び方を知りたい。
英語を学習している人の、こうした疑問や悩みにお答えします。
✓本記事の内容
- 英語の資格を取得するビジネスでのメリットが分かる
- ビジネスで有利になる資格が分かる
- 資格の選び方が分かる
私は以前、英国通信社のNY本社で、6年間勤務していました。NYは世界のトップ企業の精鋭が集結するので、毎日米国・英国人と仕事を通して切磋琢磨することができました。また、6月から人気のある「オンライン英会話」を実際に試しています。講師もフィリピン人や、東欧人、米国人、ケンブリッジ大学出身の英国人と幅広い国の人からのレッスンを受講。現在11校、計9時間以上レッスンを受け、各オンライン英会話の評価を行っています。こうした経験から、英語の勉強に関する見解をシェアしていきます。
本記事では、英語の資格取得のメリットやビジネスで有利になる英語資格について紹介します。
英語の資格取得のメリット

TOEICや英検など、英語の資格には色々なものがありますが、「取得するメリットが分からない」という人も多いように思います。
本章では、英語の資格取得のメリットを紹介します。
メリットは以下の通りです。
- メリット①:英語力の証明になる
- メリット②:英語学習の目標ができる
- メリット③:英語学習へのモチベーションが上がる
順番に見ていきます。
メリット①:英語力の証明になる
英語の資格取得のメリットとして、英語力の証明になることが挙げられます。
なぜならば、英語に限ったことではありませんが、「資格=客観的な証明」になるからです。
例えば、あなたが就職面接で、「私はネイティブレベルで英語を話せます!」とか「●年間留学をしていました!」と話しても、具体的にどのくらい英語を話せるかを相手はイメージしにくいと思います。
一方、「TOEIC800点です!」とか「英検1級です!」となれば、相手もイメージがしやすいですよね。
ですので、英語の資格を取得することは、英語力を客観的に証明することになるのです。
メリット②:英語学習の目標ができる

英語の資格取得のメリットとして、英語学習の目標ができることが挙げられます。
英語学習をしている人はイメージしやすいと思いますが、英語学習はどこまでやっても終わりがありません。本来、英語は「言葉」なので、当たり前ですよね。
一方、英語の資格取得を目指した場合、短期的な目標ができることになります。
ですので、英語の資格取得を目指すことで、定期的な目標設定につながるのです。
メリット③:英語学習へのモチベーションが上がる
英語の資格取得のメリットとして、英語学習へのモチベーションが上がることが挙げられます。
上記の通り、英語学習には終わりがないので、「今日やらなくてもいいか」や「今じゃなくていいか」などとなりがちです。
しかし、資格を取得するための試験は当然日程が決まっているため、「●月●日までに、これを終わらせなきゃ!」となり、モチベーションにつながります。
ですので、英語の資格取得を目指すことで、英語学習へのモチベーションが上がることになるのです。
ビジネスで有利になる英語資格

上記の通り、英語の資格取得にはメリットがありますが、せっかく資格を取るならビジネスや仕事に有利になるものを取りたいところですよね。
ビジネスで有利になる英語資格は、以下の通りです。
- 資格①:TOEIC
- 資格②:英検(実用英語技能検定)
- 資格③:国連英検
- 資格④:日商ビジネス英語
- 資格⑤:Linguaskill Business
- 資格⑥:CASEC
- 資格⑦:GCAS
- 資格⑧:ビジネス通訳検定
- 資格⑨:ほんやく検定
- 資格⑩:TOEFL
順番に見ていきます。
資格①:TOEIC
社会人にダントツ人気なのが、このTOEIC。多くの企業が、採用基準の一つとして取り入れていることでも有名です。
TOEICは、英語が母国語ではない人を対象とした試験になります。
そのため日本で有名な英検と比べても、より実践的に使える英語力を必要とします。
一般的には、履歴書に記入する目安は600点~と言われているので、まずは600点を目指して学習をしてみると良いかと思います。
ちなみに、TOEICの点数を上げるためにTOEIC対策も大事ですが、英語に慣れることがもっと大事になります。
そのためには、オンライン英会話がめちゃめちゃ使えますよ。
>>元NY勤務が教える!オンライン英会話を徹底比較【特徴も】
資格②:英検(実用英語技能検定)
英検は、日本で1番知名度が高い英語資格試験です。
ご存じの通り、英検は級別に分かれているので、段階を踏んでステップアップしていくことができます。
上記のTOEICは、全く英語ができない人からネイティブレベルの人まで同じ問題を解くので、英語が苦手な人は、”英語アレルギー”になってしまう場合があります。
一方英検は、自分のレベルに合わせた試験を受ければOKなので、安心ですね。
履歴書に記入する目安は2級以上と言われていますので、まずは2級取得を目指してみると良いでしょう。
資格③:国連英検

国連英検は、国際連合公用語英語検定試験の略。外務省が後援になっている信頼度の高い試験です。
英検と同じく、レベル別に特A級~E級に分かれているので、自分のレベルに合った試験を受けると良いでしょう。
国連英検の特徴として、国際政治や国際経済に関する問題が出題されるため、この辺を理解している人でないと英語力が高くてもダメな点が挙げられます。
特A級は、日本で受けられる英語資格試験で最難関とも言われています。
ちなみに、履歴書に記入する目安は、B級以上になります。
資格④:日商ビジネス英語
日商ビジネス英語は、日本商工会議所が主催するビジネス英語の資格試験になります。
英語での会話というよりは、ライティングに重きを置いた試験となっています。
そのため、総合商社や貿易会社など、業務で英語を使う企業に就職する場合には、持っていると有利になります。
履歴書に記入する場合は、2級以上は欲しいところです。
資格⑤:Linguaskill Business
Linguaskill Businessは、日本ではあまり知られてないかもですが、世界50ヶ国以上の企業で採用時に取り入れられている試験です。
試験内容は超ビジネス特化型で、ビジネスシーンにおけるリーディングやライティングはもちろん、リスニング、スピーキング能力も求められます。
海外赴任や外資系企業など、実践的なビジネス英語を必要とする仕事に就きたい人にはおすすめの資格です。
資格⑥:CASEC
CASECは、自分の英語力をかなり正確に判断することができる試験です。
なぜ正確に判断できるかと言うと、Webでの解答形式ですが問題に正解すると次の問題の難易度が上がり、不正解だと難易度が低い問題が出題されるから。
また試験時間が45分と短く、インターネットを通じてどこでも受験できる試験です。
英語力の判断の正確性と試験の利便性から、CASECを採用基準としている企業が実は多くあります。
資格⑦:GCAS
GCASとは、実践的なビジネス英語力を測定する試験です。
実践的と言うだけあって、内容はプレゼンテーションやロールプレイングを通じた、対面でのスピーキングテストになります。
単なるスピーキング力だけではなく、「データ分析」や「意見・反論できる論理力」も求められるため、かなり実用的な試験となります。
資格⑧:ビジネス通訳検定

ビジネス通訳検定は、通訳業務を想定した試験になります。企業内での通訳業務に必要なスキルを判定する試験になります。
日常会話からビジネス会話まで、幅広い範囲を想定した試験となっており、成績に応じて1級~4級、または不合格の判定が出ます。
通訳業務に携わりたいと考えている人は、持っていると有利になる資格です。
資格⑨:ほんやく検定
ほんやく検定は、日本翻訳連盟が主催する実務翻訳のスキルを判定する試験になります。
試験には「基礎レベル」と「実用レベル」の2種類があり、実用レベルは成績に応じて1級~3級、または不合格の判定が出ます。
2級以上を持っていると、翻訳会社のトライアル試験の免除対象になるなど、翻訳業務に従事したい人は持っていると有利になる資格です。
資格⑩:TOEFL
TOEFLは英語圏の大学や大学院に留学するための基準となる試験になります。
TOEICとごちゃ混ぜになっている人も多いので、注意が必要です。
上記の通り留学向けの試験のため、ビジネスにおいてはTOEICの方が有利かも知れません。
しかし、入社後に海外留学などを考えている人は、TOEFLのスコアを持っていることで有利になることもあります。
まとめ
本記事では、英語の資格取得のメリットやビジネスで有利になる英語資格について紹介しました。
結論、自分が目指す方向性の資格を取得するのが良いかと思います。
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