【大変だけど無理ではない】IT業界未経験でWebディレクターに転職するのは大変な理由

・Webディレクターって、どんな仕事なの?
・大変なのかな?
・未経験でもやっていけるのか不安
IT未経験者の、こうした疑問や悩みにお答えします。
✓本記事の内容
- 【結論】IT未経験者がWebディレクターになるのは大変な理由が分かる
- 未経験でも通用するWebディレクターになるための”マインド・スキル”が分かる
私自身、外資系専門のヘッドハンターとの面接を経て、業界世界トップ企業でもある英国通信社への転職を成功させました。その後6年間NY本社で勤務をしましたが、最終面接官の立場で転職希望者を多数面接してきました。こうした経験から、見解を述べていきます。
本記事では、IT未経験者がWebディレクターになるのは大変な理由や、未経験でも通用するWebディレクターになるための”マインド・スキル”について紹介します。
IT未経験者がWebディレクターになるのは大変な理由

結論から言うと、IT未経験者がWebディレクターになるのは、かなり大変です。
理由は、以下の通りです。
- 大変な理由①:Webディレクターは常に勉強し続けなければならない
- 大変な理由②:Webディレクターはコミュニケーション能力がないとキビしい
- 大変な理由③:Webディレクターはいろいろなスキルが求められる
順番に見ていきます。
大変な理由①:Webディレクターは常に勉強し続けなければならない
Webディレクターは、常に勉強し続けなければなりません。
なぜならば、IT業界の特徴として、トレンドや情報の移り変わりが激しいから。
Webディレクターはクライアントとの接点が多いため、ときには「この新しいサービスって導入できる?」などと提案があることも多いです。
そこでわからない、知らないなどは言語道断。
常に新しい情報にアンテナを張り、SNSなどで新しいサービスの詳細を勉強しておかなければなりません。
ですので、今まで勉強をする習慣がなかったり、情報収集をする機会がなかった人には少し厳しいかもです。
大変な理由②:Webディレクターはコミュニケーション能力がないとキビしい

Webディレクターには、コミュニケーション能力が求められます。
なぜならば、上記の通り基本的にはクライアントの接点が多い職種だから。
ぶっちゃけ、クライアントとのやり取りで、ときには胃が痛い思いをすることもあります。
デザイナーのスケジュールの関係で納期が遅れたり、伺っていた修正をプログラマーが直していなかった・・・そんな時にクライアントからお叱りを受けるのも、Webディレクターの仕事なのです。
また、クライアントやアサインしたメンバーと円滑なコミュニケーションをとり、リレーションシップを構築していかなければなりません。
ですので、人と会話をすることが好きではない人には向いていない職種と言えるかも知れません。
大変な理由③:Webディレクターはいろいろなスキルが求められる
Webディレクターは、いろいろなスキルを求められます。
上記の勉強と近いかも知れませんが、情報収集だけでなく、業界の多彩なスキルを身につけていく必要があります。
例えば、企業によってはWebディレクターと併せてWebプランナーを兼任するケースが多く、ディレクション、プランニングのことをどちらも学ばなければならない場合が多々あります。
また、それとは別でライティングや広告運用のスキルが求められるケースもあります。実際、ページ内や広告のテキストはディレクターが考える企業も多数ありますので。
他にも、SNS運用や、デザインスキルもあった方がいいです。
それぞれのスキルを極める必要はありませんが、多種多様なポジションの人と話す場面が多いWebディレクターは、クライアントやメンバーに明確な説明をするために、業界内のスキルを多少身につけておかないと仕事になりません。
ですので、Webディレクターには多種多様なスキルが求められがちなのです。
未経験でも通用するWebディレクターになるための”マインド・スキル”

ここまで読んだ人は、「未経験者にはWebディレクターなんて無理じゃん・・・」と思ったかも知れません。
でも、ちょっと待ってください。
確かに上記で「大変」とは言いましたが、「無理」とは一言も言っていません。
本章では、IT未経験者が”仕事のできるWebディレクター”になるために大切な、マインドやスキルについて紹介します。
大切なマインド・スキルは、以下の通りです。
- ① 自身のスキルがそのまま商売道具になることを知る
- ②自身のブログ・SNSを運営する
- ③ 信用されるスキル・営業スキルを身に着ける
順番に見ていきます。
①自身のスキルがそのまま商売道具になることを知る
上記の通り、Webディレクターは常日頃から学習する習慣がある人に向いている職業といえます。
向き不向きももちろんありますが、それ以前に学習意欲が高く、自分の知識や経験が商売道具になるといった思考を持つ人がキャリアアップしていけるでしょう。
②自身のブログ・SNSを運営する

ブログとSNSを自分で運営することは、費用対効果がとても高い取り組みです。
理由は以下の通りです。
- ブログ:レンタルサーバー代とドメイン代だけで、SEOの知識やライティングスキルが身につく。特にSEOの学習は、Googleのアルゴリズムを知ることで、多種多様なスキルに横展開することが可能になる。
- SNS:無料で顧客心理やトレンドを知り、マーケティングスキルを磨くことができる。また、短い文章で人を動かす必要があるので、コピーライティングの練習にもなる。
ですので、自分自身もブログやSNSを運営することで、学びが深まるのです。
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③信用されるスキル・営業スキルを身に着ける
上記の通り、Webディレクターはクライアントに叱られることもある大変な職業です。
それと同時にクライアントの良き理解者でもあります。いわばクライアントの会社のWeb担当者のような存在です。
そのためWebディレクターは、立場を駆使してクライアントにとても成功率の高い営業をかけることが可能で、新しいサービスでも基本的に導入してもらいやすいのも特徴です(もちろんクライアントに利益になるものを提案が前提ですが・・・)。
信用を得て提案に持ち込む手法として具体的には
- しっかり話を聞く(悩みなどを9割聞く、1割返すくらいでOK)
- クライアントに頼られるほど業界の情報に精通する(常に勉強が必要です)
- クライアントの会社の人間として仕事をする(本気で自分を社内の人と思うことが大事です)
上記3点があげられます。
クライアントに信用してもらい、営業もできるWebディレクターとして社内で重宝されますし、キャリア転職にも有利です(転職時に年収が100万ほどアップした経験あり)。
まとめ
本記事では、IT未経験者がWebディレクターになるのは大変な理由や、未経験でも通用するWebディレクターになるための”マインド・スキル”について紹介します。
結論、IT未経験者がWebディレクターになるのは、大変だけれど無理ではありません。
IT未経験者でWebディレクターを目指したい人の、参考になれば幸いです。
※未経験からのIT転職について、マルっと解説しています。
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