転職面接で差をつける!13の注意点を徹底解説

・転職面接での注意点を知りたい
・面接で少しでも周りとの差をつけたいな・・・
転職希望者の、こうした悩みにお答えします。
✓本記事の内容
- 転職面接の準備での注意点が分かる
- 面接中の注意点が分かる
私自身、外資系専門のヘッドハンターとの面接を経て、業界世界トップ企業でもある英国通信社への転職を成功させました。その後6年間NY本社で勤務をしましたが、最終面接官の立場で転職希望者を多数面接してきました。こうした経験から、見解を述べていきます。
本記事では、転職面接で差をつける13の注意点について紹介します。
転職面接の準備での注意点6選

まずは、持ち物確認から受付までの注意点を紹介します。
受付の時から面接は始まっているのでマナーに気をつけましょう。
転職面接の準備での注意点は、以下の通りです。
- 持ち物のマナーについて
- 約束した時間の10分前に到着すること
- 遅れてしまった場合について
- 携帯電話の電源を切る
- 建物に入る前に、身だしなみを確認する
- 受付に着いたら
順番に見ていきます。
持ち物のマナーについて
持ち物のマナーのポイントは、持っているものが上等かどうかではありません。
ビジネスマナーに合った持ち物を持ってきているかどうかがチェックポイント。
以下には、転職の面接で持っていくものを紹介しているので確認してください。
- 履歴書や職務経歴書などのコピー
- 身分証明書
- 募集要項のコピー
- 印鑑
- その他、企業から指定されたもの
- 筆記用具
- スケジュール帳やメモ帳
- 腕時計
✓履歴書や職務経歴書などのコピーがなぜ必要?
中途面接の場合、採用者は履歴書や職務経歴書を確認しながら進めます。手元に自分の書類がなければ、志望動機や自己PRについて忘れてしまうことも。複数の企業に応募している場合は、自分が何を書いたか確認できるようにコピーした書類を持っていくのがおすすめです。
ここまであまり気が回らないと思いますが、気を配ることによって失敗を防ぐことに繋がります。
約束した時間の10分前に到着すること

訪問は、約束した時間の10分前に着くようにします。基本的に、遅刻は厳禁。
かといって、早すぎる30分前くらいに到着するのがいいかといえば、そうではありません。早すぎると面接官が対応できず逆に迷惑がかかってしまうので、注意が必要です。
到着が早すぎると、迷惑になることを覚えておきましょう。
遅れてしまった場合について
ぎりぎりに着いては面接を始める時間が遅れてしまう可能性もあります。
なので、約束した10分前に到着するのが丁度良い時間なのです。
事情により遅刻してしまった場合はすぐ担当者に連絡を取るようにします。
遅刻してしまいそうな時は、電話で以下の事を伝えてください。
- どれくらい遅れてしまうのか?
- 到着予定は何時なのか?
面接に遅刻することは非常識なことです。
ですから、面接会場に到着してからも謝罪するようにします。
その後、事情や企業によっても異なりますが手紙またはメールでもう1度謝罪を。
これだけの手間がかかると考えて、遅刻はしないようにしてください。
携帯電話の電源を切る
携帯電話の電源は切っておきます。
着信の時に振動が起きるのでマナーモードにするのではなく、電源を切ること。
面接中に携帯電話が鳴ってしまうと、面接の雰囲気が壊れるだけではなく管理能力に欠けていることも同時に伝わってしまいます。
それはさすがに忘れないと思っていても、人間忘れるもの。油断せず、建物に入る前に電源を切っておきます。
建物に入る前に、身だしなみを確認する

建物に入る前に身だしなみを確認してください。
身だしなみは、第一印象を左右するとても大切な項目。
「建物に入ってからでいいのでは?」と考える方もいると思います。
しかし、建物へ入ってから身だしなみを整えていては、整える前に面接官や企業の社員の目に入ってしまう可能性があるのです。
せっかく準備を整えたのに、こんなことでマイナスのイメージがついてしまっては勿体ないですよね。
建物に入る前に身だしなみを確認する意味は、こうならないためなのです。
ですので、建物に入る前に身だしなみを確認しましょう。
受付に着いたら
身だしなみを確認したら、受付にいき用件を明確に伝えます。
ここで伝えるポイントは、以下の4つ。
- 自分の名前
- 用件
- 約束の時間
- 誰に取り次いで欲しいのか
これらを、以下のような例文で伝えます。
「お世話になっております。私、本日14時から面接を予約しています山田太郎と申します。鈴木様にお取次ぎ頂けますでしょうか?」
はじめての場所で緊張するかもしれませんが、用件を明確に伝えてください。
転職面接中の注意点4選

次に、転職面接中の注意点を紹介します。
転職面接中の注意点は、以下の通りです。
- 入室のマナーについて
- 名刺を渡されたら?
- 姿勢を良くする
- 逆質問をされたら
順番に見ていきます。
入室のマナーについて
扉をノックする回数は3回です。
速いノックをしてしまうと焦っていると感じるのでゆっくりとノックをします。
意外と知られてませんが、扉が開いている時や、面接室に扉が無い時にノックをするとマナー違反になります。
この場合ノックはせず挨拶と一礼をして入室してください。
ノックをした後、相手の返事を待ちます。
入室を許可されたら扉を開けて入室し、「失礼します」とあいさつをして一礼します。
扉を開けながらあいさつをするとマナー違反なので注意が必要です。
椅子の横まで歩いてきたら鞄を置いて名前を名乗り、また一礼します。
面接官から、椅子に座ることを促されたら座ってください。
名刺を渡されたら?

採用担当者に名刺を渡されたら、名前を名乗って受け取ります。
ここで、「自分の名刺も渡さなければ」と考える人もいるはず。
しかし基本的には、面接で名刺を渡されても応募者が交換する必要はありません。
なぜなら、本来の名刺交換が自分の会社を代表して渡す習慣だからです。
つまり、応募者は、面接を一個人として受けるので名刺を交換する必要性は無いということ。
ですので、名刺を渡されたら、名前を名乗り以下のことに気をつけて受け取るようにして下さい。
- 両手で受け取り、お礼と一礼をする
- 名刺を受け取るときに机を挟まないこと
- 役職が一番高い人の名刺は、名刺入れの上に乗せる
姿勢を良くする
面接中は、背筋を伸ばして姿勢を良くします。
そのとき、手を軽く両ひざに乗せておくのがいいでしょう。
会話中は、身振り手振りのしぐさが大きくならないように気をつけます。
逆質問をされたら
「何か質問はありますか?」と聞いて、特に何も無いと答えるのはあまり良くありません。
ここで遠慮してしまうと、入社したいという意欲に疑問を持たれてしまうから。
逆質問は、やる気を伝えたり自分の長所を伝えたりするチャンス。逆質問されても答えられるよう、前もって企業について下調べをしておくことをおすすめします。
しかし、逆質問をしなければいけないというものでもありません。
なぜならば、これまでの面接の過程で、尋ねたいことについて十分説明してもらった場合もあるから。
無理に質問をしようとして、黙り込むのも印象が悪くなってしまう可能性もあるので、質問したいことがなければ「今までの過程で十分説明してもらったから入社したい意欲が増した」という意味のことを伝えて、入社意欲に繋げましょう。
転職面接終了後の注意点3選

面接が終了すればいよいよ退室します。
退室時も気をつけるポイントがありますので確認しておきましょう。
以下の通りです。
- 面接が終わったら一礼する
- 最後まで気を抜かないように
- 建物を離れるまで注意する
順番に見ていきます。
面接が終わったら一礼する
面接が終了すれば、ホッと気が抜けるもの。
しかし、まだ安心してはいけません。
椅子の横に立って、面接をして頂いたことにお礼を言います。
ドアの前でも一礼し、静かにドアを開けて退室してください。
最後まで気を抜かないように
面接が終了したら、案内係の人に見送ってもらう場合もあります。その場合も、背筋を伸ばして最後まで配慮しましょう。
エレベーターまで見送られた場合は、ドアが閉まるまで頭を下げていると好印象。
最後にも、「こちらで失礼いたします。」など一礼をします。
最後まで気を配ることで、丁寧な印象を与えることが可能です。
建物を離れるまで注意する
忘れがちですが、建物の周囲には社員の人がいる可能性が高いもの。
そのため、建物を離れるまで気を配るのが望ましい姿勢です。
建物の周辺でタバコを吸ったり、スマホをさわったりするのは控えた方がいいでしょう。
以下の動画でも面接の入退室について紹介しています。合わせてご確認ください。
引用 Youtube
まとめ
本記事では、転職面接で差をつける13の注意点について紹介しました。
結論、面接前から建物を出るまで気を抜かずに対応することが重要です。
転職希望者の参考になれば幸いです。
※IT転職について詳しく知りたい方は、こちらを参考にして下さい。
>>未経験からのIT転職を網羅的に解説【絶対に抑えておきたいこと:10記事で解説】
※外資系企業の転職面接について知りたい方は、こちらも読んでみて下さい。
>>【元NY勤務が教える】外資系の転職面接で英語力よりも大切なこと【注意点も】